熊本大震災の余震が続く中で、「震災よりTPP」を優先させる安倍首相の強い意思を受け、不本意ながらTPP特別委員会の審議が続いています。そんな中、今日の質疑では、驚きの事実が明らかになりました。
民進党の玉木雄一郎代議士の「米や牛肉など聖域とする重要5品目の中で、TPP交渉後に関税が守られた品目はあるか?」との質問に対して、森山農相が「従来通りの関税が維持された=守られた=品目は、無い」と答弁したのです。
これまで「守った」としてきた自民党・政府の説明の根底が崩れた格好です。
実は、農相の答弁を巡って、特別委員会は、五回も中断。答弁を拒否する政府に対して、私も筆頭理事として「基本的な問いに答弁するよう」と求めた結果の農相の答弁となりました。
黒塗り、の次は、守られた聖域ゼロの事実。
なぜ、この様な結果になったのか?政府に説明を求めてゆきます。